鑑賞者参加型 インスタレーション作家 林伸明
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北川民次②…終戦直後に未来を見通した作家
鑑賞者参加型アート インスタレーション作家 林伸明 です。
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6月8日に紹介した北川民次

終戦直後に発表した作品で、

敗戦の混乱を描きながらも、

未来を見通す子どもたち

を描ききっている。


北川民次⑤
北川民次「焼け跡」 1945.12

なぜ、終戦の年にこの絵が描けたのか?

この時代、絵の勉強は、

主にヨーロッパとアメリカに。

裕福な家庭で育った人が

ヨーロッパに行ったために、

自由な空気を満喫しつつも

現地で社会体験もせずに

ナショナリズムを増幅して

帰ってきてしまった。

一方、アメリカ大陸に渡った

人は、現地で労働体験など

積んで、帰ってきた。

この、違い。  加えて、

北川民次は、アメリカから

メキシコに渡っている。


北川民治①
北川民次「鉛の兵隊」 1939年

メキシコ帰りの民次が

聖戦美術展に「鉛の兵隊」を出品。

一見、戦車や兵隊のおもちゃで

遊ぶ「軍国少女」を描いたようだが、

良く見ると、少女の顔は、

楽しそうではない

背負っている人形

青い目の外国人。


北川民治②
北川民次「作文を書く少女」(当初は「慰問文を書く少女」だった) 1939年

同じ年に書かれた「慰問文を描く少女」。

一見すると、日本軍の兵隊

にむけて、慰問文を書く少女


良く見ると、少女の顔は

困惑の表情

こうして、一見、戦争に協力した

かのようにみせながら、

侵略戦争の本質を見抜き、

批判的見地を露わしていた

民次だからこそ、終戦の年に

冒頭紹介したような絵が描けた

次回(いつになるか?)

戦後の民次を紹介する。


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2016/10/01(土) 21:14:50 | URL | 矢田@医療職兼業トレーダー #- [ 編集 ]
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